美味しい燗、出さなあ燗・・・
呑み手『燗酒ください』
お店の人『熱燗ですか?』
最近このくだりが多く、とても残念に思う・・・。
熱燗が悪いわけじゃいのよ。もっと色んな温度選ばせて〜と思うのです。
地酒を学び始めた頃、色んな温度帯で楽しめるのは日本酒くらいと聞いて驚いたことがあります。
学ぶ前は確かに、熱燗、ひや、冷酒の3択だった。
それが実は飛びきり燗、熱燗、上燗、ぬる燗、人肌燗、日向燗など・・・燗だけでどんだけ呼び方あるのと。他にもまだあると思いますが・・・。
もはやそれ何度?って戸惑ったほど。
でも確かにその5度刻みの温度違いで、お酒の表情はガラッと変わる。
実におもしろい!
これから、秋から冬へと寒くなり、ますます燗が美味しい季節がやってくる。
山中酒の店のスタッフは年がら年中、燗酒の話になると盛り上がって、話がつきませんが。
やれ、このお酒はこの温度がどやとか、いやいやこの温度でしょ とか、加水してみよかとか、燗ざましも最高やだの。
遂には誰々の燗がうまいとか、誰々の技がどーのまで行って、どこまで行くねん!思いながらも、昔はお燗番なんて仕事もあったくらいだから、人によっても変わるんやろなーと話聞きながら、美味しい燗酒思い浮かべてニヤニヤしてます。
秘儀を、いや奥義を身につけて、オリジナルの呼び名燗作ってみたい。
まとめ 日本酒を扱うお店で、色んな燗酒の温度広めて美味しさ伝えていかなあ燗なと、思う今日この頃でした。
ちなみに、山中酒の店は、燗酒の温度のこだわりだけやなく、お酒の保管温度(常温・5℃・−5℃)まで徹底してこだわってるので、日本酒と温度は本当に大事なのですね。美味しい状態でお客様の口までたどり着きますように^^