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「甦る」 本年度も発売開始いたしました。

東日本大震災から早6年。

まだ被災地といっていいくらいに、まだまだ復興が進んでいません。

忘れない、風化させない、前を向いていく。そのためのお酒です。

 

「甦る」 本年度も発売開始いたしました。

最上川にほど近い山形県長井市の「福幸ファーム」にて栽培された米で醸された純米吟醸酒です。

品種は「さわのはな」。

元々、震災前より長井市にてNPO法人が生ゴミ堆肥化プロジェクト「レインボープラン」をすすめておりました。

その一環で、2012年より、福島県から長井市に避難した方によって手がけられた福幸(ふっこう)ファームにて米を栽培。
福島県浪江町での津波被害からいち早く2011年秋に立ち直り、長井市にて醸造を再開した「磐城壽」鈴木酒造店さんによって醸造されました。

香りは穏やかで、北日本の品種らしい、引き締まった味わい、たとえば白身魚などと一緒に是非お楽しみ頂きたく思います。

裏ラベルのメッセージ「とどまる人と離れた人が一つになって共に再生を果たしたい」

震災から丸6年。元々鈴木酒造店さんのあった浪江町請戸地区、および浪江町中心部は、この2017年3月31日に長きにわたった避難指示の解除が予定されています。

この地区は福島第一原発から6kmの立地ながら、事故時の風向きから外れていたため、当初より空間放射線量は首都圏と同レベルにありました。

段階的に警戒レベルは下げられ、2014年より大がかりな客土による農業の試験的復興、2015年には高速道路の開通、

その後、岩手・宮城に比べて大幅に遅れていたがれき撤去、インフラ整備もすすみました。(ただし、同じ町内の北西部はいまだ帰還困難区域のままです。)

長井市にて始まった虹色の繋がり。長井盆地に広がる酒米の契約栽培田と共に、すっかり新天地に馴染んできた酒蔵。

商品情報:
「甦る」 純米吟醸 平成28酒造年度。精米歩合55%

1.8L 2,600円 / 720ml 1,400円(いずれも税別)

3月11日発売(無くなり次第終了 4月くらいまではあると思います)

ご購入はこちら

https://yamanaka-sake.jp/store/products/detail.php?product_id=1332

 
次のお酒紹介は、福島での契約栽培米にこだわった、同じ鈴木酒造店さんの「土耕ん醸」を予定しております。

フレッシュ感のある「甦る」と対照的に熟成がキーポイントのお酒です。お楽しみに。