お知らせ

トップページ > お知らせ > 季節の日本酒【ひやおろし】続々入荷しております!

季節の日本酒【ひやおろし】続々入荷しております!

ひやおろしは、冬に造られた新酒を一度だけ火入れして夏のあいだ蔵で熟成させ、気温が落ち着いてくる秋に、2度目の火入れをしない「冷や(常温)」のまま出荷される日本酒です。夏を越してまろやかに熟成した、穏やかな香りと旨味、なめらかな口当たりが特徴で、秋の味覚を深める特別な日本酒です。

語源

「ひやおろし」という名前は、「冷や(ひや)」のまま「卸す(おろす)」ことに由来します。日本酒は通常、貯蔵前と出荷前の2回火入れ(加熱殺菌)を行いますが、ひやおろしは一度目の火入れのみで、二度目の火入れをせず、常温の状態で蔵から卸して出荷することからこの名がつけられました。

特徴と味わい
  • 一度火入れの生詰め酒:

    春に一度火入れをして酒質を安定させ、夏の間、涼しい酒蔵でじっくりと熟成させます。

  • 熟成による丸みと旨み:

    夏のあいだに酒がなじみ、角が取れて丸みを帯びた、まろやかな口当たりが生まれます。

  • 秋の旬:

    蔵の中と外の温度が同じくらいになる秋に、火入れをしない「生詰め」の状態で出荷される、まさに秋の旬を告げる日本酒です。

味わいの多様性

出荷される時期によって熟成度が異なり、味わいも変化します。

  • 夏越し酒(8月下旬~9月頃):熟成が浅く、フレッシュな風味も残る時期です。
  • 秋出し一番酒(10月頃):熟成が進み、香り、味、旨味のバランスが良い頃合いで、燗にしても美味しいタイプが多いです。