2016/11/16

霜月のコース

お通し Appetizer

自家製汲み上げ豆腐 旬菜アーモンドソース ブリュレ仕立て

Homemade tofu with almond source

 

今年とれた北海道産の新大豆と父鬼の黒豆を一晩つけて戻し、水煮してからしっかりすり潰してしぼりあげて自家製のお豆腐を作ります。たっぷりの豆に対してお水は少量の濃厚な豆乳から仕上げた豆腐はこっくりと冬の味わい。生のアーモンドと塩麹で作ったソースは香ばしく食欲をかきたてます。隠し味に豆腐をブリュレのように表面を甘く焼き上げてから盛り付け。甘みと苦みのハーモニー、それではコースの始まりです。

 

 

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前菜 Hors d`oeuvre

季節山海の酒肴五種盛り

Assorted five nibbles in season

 

小芋の白扇揚げ・丸十と蓮根 大根の甘酢漬け いくら白醤油漬け添え・自家製切り干し大根のミツル醤油漬け 三葉結び・二色サツマイモの金団 ケシの実まぶし・鰆のソテー 揚げ昆布・芋の蔓佃煮 

お酒が進む酒肴あれこれ。目にも楽しい一品。

 

 

 

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椀物 Bowl Dish with soup

海老冬野菜けんちん 青菜 ピリ辛へしこ銀庵 柚子

Mashed shrimp,soft roe with Heshiko

 

海老の本来の美味しさと、出汁の香りをしっかり味わって頂けるように、繊細な味付けにこだわった一品。そこに自家製のへしこと蕪の菜っ葉で仕込んだ特製の薬味が、味わいの変化をつけて、ここでしか味わえない創作の椀物として仕上がっています。まずはそのままの出汁の味を、そして次に混ぜてからの味を…お楽しみ下さい。

 

 

 

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造里 Sashimi

紀州雑賀とれたて天然鮮魚の彩爛漫盛り・塩麹白醤油ジュレ・本山葵

Assorted sashimi from Saika

 

毎朝木津市場で仕入れる新鮮な旬の魚を使って創作のお造り。冬にむけて脂が乗り始めたハマチやブリはこの時期の定番。自家製塩麹ドレッシングと白醤油のジュレでマイルドながらさっぱりとお召し上がり頂けるお造りです。

普段とは違うお造りの食べ方に驚かれること間違いなしです。

 

 

 

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焼物 Drilled Dish

赤穂室津牡蠣 伊勢浅蜊 旬菜茸 ポルチーニオイル焼

Oyster clam mushroom

 

室津の牡蠣は、山の栄養分をたっぷりと身に蓄えた牡蠣です。まだ出始めで身は小粒であっさりめ、牡蠣特有の臭みはなく幾つでも食べたくなる美味しさです。この牡蠣に合わせるのが秋から冬にかけて欠かせない食材「茸」です。そのなかでも一際香りの強いことでも知られる乾燥の”ポルチーニ”をオイル煮にしてピューレソースにして使いました。ナッツのような…香ばしい焦がし醤油のような香りと深い味わいと牡蠣の旨みの相乗効果で、止まりません。これに合わせる日本酒も、グッと懐深い燗酒でいかがでしょうか。

 

 

 

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留鉢 Tomebachi

季節魚のワイン酢〆 柚香卯の花和え 振り柚子

Vinegared fish

 

真鯵を果実のワイン酢で酢締めにして、自家製豆腐でできたおからを、柿やリンゴ入りの卯の花で和えた一品。さっぱりとお箸休め。

 

 

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〆鍋 One-pot Dish

日本海境港直送 紅ズワイガニクリーム鍋 雑炊または自家製麺

Pot with Red snow crab from Sakaeminato

Choice-rice porridge 0r noodles

 最後に境港から直送される身のしっかり詰まった紅ズワイガニを特製のトマトクリームスープでお召し上がりください。

 

 

お腹も心も満たされて今宵のコースは幕を閉じます。